[WWDC20] ARM MacにiOS14、新macOS 「Big Sur」発表など大型アップデートが一挙に公開! #WWDC2020
キーノート、リアルタイム(やや遅刻)で見たのでキーノートの様子をレポートします。
※ 公開後に追加の情報、画像、動画へのリンクを挿入する更新を行っています。
- 最終更新: 2020年6月23日 12:36
※ 動画も公開されました!
2019年のWWDCのキーノートセッションレポートは以下になります。
はじめに
本記事は Apple からベータ版として公開されているドキュメントを情報源としています。 そのため、正式版と異なる情報になる可能性があります。ご留意の上、お読みください。
レポート、メモ
今年のKeynoteはいつものライブ放送ではないのか、日本語字幕ありでした。
iOS14
- ウィジェットの大幅拡張
- サイズの選択、ホーム画面に並べられるようになる
- Androidっぽい
- ビデオウィジェットからのピクチャ・イン・ピクチャ
- Youtubeの検索時に画面が小さくなるあのUI
- 他アプリを使用している時も動画ウインドウは残ったまま
- リアルタイム翻訳
- Translateアプリ
- 機械学習によるオフラインのリアルタイム翻訳
- 日本語対応
- Mapアプリ
- リニューアル
- レコメンド
- 徒歩ルート検索時に階段のないルート案内
- 車でのルート検索時ににEVの充電スポット表示
- 自動車ルート検索時は坂道の状態をグラフィック表示
iPad OS
- 主要アプリがサイドバーを組み込んだデザインに変更
- Siriの結果表示画面の変更。
- ウィジェットの強化、情報量が増大
- 検索機能はSpotlight感
Apple Pencil
- 文字の自動認識
- 英語と中国を認識、タイピングされた文字へと変換
- 日本語は現状非対応
- 書いた内容のシステム連携
- 整形機能
- 手書きの文字のコピーアンドペースト
- 段落の移動対応
- Apple Pencilで書いた文字をオブジェクトとして認識して、手書き文字の色をあとから変更することなどが可能に
Apple Watch
- サードパーティ製の文字盤の解禁
- Face Sharing
- デベロッパーが作った文字盤の調節提供
- SNSを通じた共有
- 文字盤を構成するアプリに足りないものがあればダウンロードを促す
- メッセージで共有
- 機械学習で手洗い
- ?
- 手洗いの動きを検出してちゃんと洗えているかどうか機械学習が判定してくれるらしい
AirPods Pro
- パーソナルシアター
- バーチャルサウンドの再生可能に
- コンテンツの没入感の向上
- 5.1ch, 7,1ch, Dolby Atmosに対応
App Clips
- 決済サービス
- NFCやQRコードを使って簡単に決済可能に
- アプリ導入の手間を省ける
Privacy
- Sign in with Apple
- 既存のアカウントとの統合
- アップグレードにより今のアカウントを保持しつつセキュリティの向上
- Location Data
- ユーザのコントロールを強める
- 大体の場所のみか詳細か選べる
- マイクとカメラ
- アクセス制御
- 最近の使用状況をステータスバーから見れる
- トラッキング
- safari
- アプリケーションのトラキング状態を見れる
- App privacy
- プライバシーポリシーをアプリをダウンロードする前に見れる
- デベロッパーが事前に報告
- データをどの程度集めているか可視化する
- App storeの確認ページで見れるようになる
Apple Home
- 日常的に使える用設定が簡単に
- Apple TVはiPhoneだけで使える
- Siri はApple IDは使わない
- 円滑な連携
- HomeKitのオープンソース化!
- iOS14、ホームアプリがオートメーション
- 玄関の明かりや車庫の扉の自動化
- Homeアプリケーションの改良
- 優先度の上部表示
- ライト
- スマート電球
- カラーを変えられる
- 時間による最適な色、アダプティブライティングで自動調整
- Cameras
- 重要なエリアを活動ゾーンに設定
- 玄関先に人が現れた時に通知
- 顔認識
- HomePodで知らせる
- Apple TVでライブ映像
- tvOS 14
- コントロールセンターからのアクセス
- Siriからのコントロール
- 4K HDR Dolby Vision
- Apple Musicにアクセスして音楽が楽しめる
- Apple Arcade
- Apple TVの仕様変更
- ゲームの再開
- ユーザーの切替
- ゲームの進行状況
- xboxのデバイスを使える
- フィットネス
- ピクチャ・イン・ピクチャ
- 映像作品
- Apple TV+
- Apple Originalの充実
Mac OS
- 新OS名はmacOS Big Sur
- デザインの一新
- 主要アプリケーションのアップデート
- デザイン
- Mac OS X以来の大幅な変更
- よりクリアなデザイン
- アイコンの形状の見直し
- SF Symbolsっぽい
- 奥行き、シェード、ダークモード
- 統一感のデザイン、歴史の継承(大幅に変わってない)
- メールアプリ
- サイドバーも記号が変更
- キーカラー
- ツールバーの一新
- 写真
- Metalをアニメーションに使用
- トランジションやズームイン、ズームアウトに使用、なめらかな描画になっている
- メニューバー一新
- 間隔が空き見やすくなった
- コントロール(音量など)も改良
- コントロールセンターがMacに搭載
- メニューバーのカスタマイズ
- コントロールセンターをメニューバーにドラッグ
- 通知センターの改良
- ウィジェット
- サイズ、クリックで変更可能
- デベロッパーも簡単に追加できる
- ユーザーがカスタマイズ可能
- Message
- シームレスな連携
- 検索機能
- 写真やビデオの共有方法の簡略化
- メッセージエフェクト
- ピン留めを各デバイスで同期
- グループ機能の強化
- Map
- ガイドを作れる
- Look Around
- Mac Catalyst
- アプリケーション最適化
- メニュー、キーボードのAPI、チェックボックスを提供
- Mapアプリの移植に使われている
- リサイズできるウインドウ
- キーボードショートカット
- メッセージもCatalyst
- Safari
- パフォーマンス、デザイン
- プライバシー保護機能
- 初の大型アプデ
- JavaScriptのパフォーマンスを大幅に向上
- ページの表示速度も向上 Chromeより50%早いらしい
- グラフが50%早いように見えない…(※こちら、渡辺聖剛さんが物理的に計測してくださっていて、きちんと150%になっているとのことでした!)
- 省電力機能、プライバシー保護機能
- プライベート部ライジングインテリジェントトラッキング防止機能の追加
- プライバシーレポートボタンのクリックで個人情報の状態が確認できる
- パスワードの安全性をモニタリング
- Extensions
- Web Extensionsの拡張
- Safariの拡張機能show caseがApp Storeに追加
- 拡張を使うサイトを限定
- ツールバーのボタンをクリックして本日だけ使用とか選べる
- デザインの一新
- スタートページのカスタマイズ
- background image
- downloadフォルダからのドラッグアンドドップ
- リーディングレストなどの追加などのカスタマイズがユーザー側で可能
- Safari自体に搭載された翻訳機能
- Privacyの強化
- インテリジェントトラッキング防止機能
- プライバシーレポートボタンでトラッキングの確認
- クリックで詳細なプライバシーレポート
- タブ
- タブ管理用のウインドウを表示できる
- ポインタを上に置くだけで内容を確認できる
- コンテキストメニューから削除可能
ARM Mac, Apple Silicon
- 歴史
- 機能とワット当たりの性能の向上
- パフォーマンスと熱効率の改善
- 100倍の性能向上
- カスタムチップをiPadのために設計
- Apple watch
- 専用の低電力チップの開発
- 改良点
- 電力消費が少なく、かつ高パフォーマンスを目標にしてきた
- Mac専用のSoC(統合プロセッサ)に移行
- 独自の電力管理
- Neural Engineにより機械学習のプラットフォームになった
- Neural EngineはiPhoneや iPad で使われる機械学習用演算器
- Mac用のSoCsの開発
- 全製品が共通したアーキテクチャを持つ
- 低消費電力でも高性能なプロセッサ Apple Siliconへの移行
- 今後の新世代Macは iPhone や iPad、Apple Watch と同様、アップルが独自に開発したプロセッサで動くように
- Xcode
- 開発者は一つのアプリを開発してiPhone、iPad、Mac向けにリリースできるようになる
- 新しいチップへの最適化を簡単に行える
- 通常はコンパイルし直すだけでOK
- Universal 2
- IntelベースのMacのサポートもシングルバイナリで行える
- OfficeやAdobeが既に稼働
- サードパーティのうちMicrosoft、Adobeなどとは協力してすでに移行を済ませている
- Final Cut Proも移行済み
- Rosetta 2
- 従来のx86向けアプリをインストール時に変換して動作させられる
- インストール時にアプリケーションの変換
- 実行中のコードの変換
- ユーザーが意識せずに使える
- Virtualizationなどと一体になり多様なシステムが動く
- 仮想化対応
- iPhoneやiPadのアプリケーションのサポート
- Mac上でiPhone、iPadのアプリを直接操作可能
- 開発者側の作業ゼロ
- 最適化不要
- GPUも内製
- 開発者には以降に備えてUniversal App Quick Startの提供
- documentation, support by forum, Big Sur beta, Xcode12, Developer Transition Kit(DTK)
- 500ドル。
- DTKはAppleに返却しなければならない
- Apple Soc 入りMacはMac mini(A12Z搭載)から、今週から発送
- 開発者向け
- Apple シリコン搭載のMacが発送されるのは年末
- 移行期間は2年
iOS14対応のデバイスが発表されています。iPhone6SPlusはまだまだ現役で嬉しいです。
さいごに
各種最新OSは開発版を今日から、パブリック版を来月から、最新版は秋リリース予定とのことです。今日から一週間大量のセッションがあるので最後まで楽しみたいと思います。